セカンドライフ

今日は、会社の先輩ふたりが今年いっぱいで退職するにあたり、その送別会に参加した。ひとりは31年、もう一人はなんと42年も勤めた上での退職なので、ハッピーリタイアメントと言ってよいと思う。
彼らに対してみんながかける言葉が「ぜひ充実した第二の人生を送ってください」とか「新しい門出、おめでとうございます」とか言っているんだけれども、なんだか少し冷たい気がした。
「たまには遊びに来てください」とか「辞めてもたまには飲みに行きましょう」とか、つまり今後も付き合いを続けることを前提とした言葉はほとんどなかったと思う。こんなに長い間勤めた挙句に、辞めた次の日からその人間関係からぷっつりと断絶されてしまうのだろうか。そうだとしたら、なんだかこんなに切ないことはないような気がする。
月並みだけど、なるべく早いうちから、仕事・会社以外で社会と関わる自分というものを確立しておく必要があると思う。もちろんそういうことは必要性から始めることじゃなくて、人生をより深く味わうためにするほうがよいと思うが、いずれにせよ、このことについて意識的になったほうがよいと思う。


写真は南インドコーチン。この街に照りつける太陽は、今まで訪れたどの街のものとも違う。うまく言葉で表現できないが、気分が高揚して、なんだかたまらなくなる。いつか一度住んでみたい。