高岡高校写真部

http://www.tym.ed.jp/sc348/club/photo_club/take.html

「あ、あの空きれい」ひとは、いろんなものに心を揺り動かされる。
最近、私は心の中でつぶやく。「それでも、この世界はうつくしい」
落ち込んだときとか、心底自分が嫌になることもよくあるけれど、
自分が生きている世界は美しくって、まだ自分が出会わない美もたくさんたくわえている。
そう思えると、自分をへこませた原因がとてもちっぽけなもののように思われてくる。

世界を美しいと思うようになったのは、写真を撮るようになってからだ。
日常の何気ないものに、何か目新しいもの、自分の心を惹くものを探すようになって、
はじめてうつくしさに気付くことができた。



なんて美しく、そして瑞々しい感受性だろうか。このような感性と共にあれば、どんなにか喜びに満ち溢れた毎日を生きることができるだろう。
(そして、同じ場所で高校生活を送ったにもかかわらず、自分はなぜこのような感受性を育むことがなかったのだろう、と考えると少し落ち込むが、世界のうつくしさに気づくのに遅すぎることはないと、自分に言い聞かせる)



ギャラリーの写真にも、この感受性が自然と投影されているようで、思わず目を奪われずにはいられない。