日経ビジネス岡田武史サッカー日本代表監督の記事から抜粋。

「人を育てる、教えるなんていうのはおこがましい」(中略)「育つのを邪魔しない」というくらいの認識でちょうどいい。

早く教えようと焦るあまり、選手が自分で気づいたり、無意識に反応して体で覚えることを妨げる可能性があるからだ。人は自分で何が大事かに気づいたら、勝手にどんどんと成長していくものだ。

何も言わないようにしたら、急にディフェンスをこなすようになったのだ。以前は守りが苦手だと潜在意識に刷り込まれていたために、かえって体が動かなかったのだろう。そんな”呪縛”から解放され、「危ない」と感じたときに、自然と体が反応するようになったようだ。

守備についての知識は与えたが、うるさくは言わなかった。